はい、ER-4Sをご利用の方々、お待たせしました、第一段イヤフォン用アンプの第一次予選です。2000年9月24日
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これはいつもの測定風景、こんな風にして測っています。手前の毛布は床反射を減らすもの、スピーカの前のスタンドにはマイク、スピーカの右に見えているのがPC、その上がモニターです。 MLS信号を使ったインパルス測定はこのようにPC、小型測定用アンプ、マイクでできます。 このシステムは15cmの2wayで最高峰、Scan-Speakの15W8530K00にDynaudioのT330Dのシステム、これさえあれば並の38cm より定位、レンジ、歪み感はぐっと少ない。また音場は深く、広い。 |
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これがヘッドホン(イヤホン・アンプ)?これは参考出品で出された石田氏のラジオ技術掲載の電流アンプに大春技研製の巨大電解コンデンサ(450V5600uFx4)をつけたもの。音はコンデンサのせいもあって凄い。 隣のポータブルCDPと比べてみてください。 手前は期待の新人なかさんの5687SRPPのイヤホン・アンプ、24日の朝まで作ってやっと音が出たと言う割には「爽快な音」。回路指導した、その師匠は「そうか、敵は内部にか〜」と笑っていました。 |
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その期待の新人さんは当日持ち込みの朝7時まで作っていたとのこと。前日、秋葉原に電話があり、「できましぇ〜ん」と言う感じの泣きが入ったような気がしたが、さすが根性。 中身はシンプルで5687のSRPPのOTL(結合はコンデンサ)でさっぱり系で評判が良い。出力をパラ接続にする予定がまだ完成していないがとりあえず音出しはできた。左に少し見えているのはこんどぉさんのおでかけシリーズ。 |
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これまた電源が電池(単三32本?!)、蓄電池とAC電源を組み込み、しかもプロ用のトランクに組み込んだ傑作。Lcsさんの作品。板金はプロに頼んでネイビーブルーの透明感ある色。LEDが電源チェック用についていてさすがプロ仕様。電源も3系統/4種入っていて切り替え式。 基板はNLEのラインプリ・アッテネータ用を流用している。ともかく全体がでかいですが本体は上のカステラ大の箱です。音は良くできたICプリの音です。その右はなかさんの師匠筋にあたるSaikiさんの作品。手慣れた製作でV-FETとMOSFETのカスコード単段アンプ)です。 |
![]() | やまざき@MEC審査委員長は自らマイER-4Sを持ち込んで試聴。 なんとER-4Sに「にょーぼに編ませたアルパカの毛糸をコード部に着せた」とのこと。後で聴かせてもらったが、SN比が向上している。まるでオカルトグッズですがオリジナル状態ではどうもコード部分から外界音を拾う様です。 毛糸を巻くと擦れ合う音も減りさらにコードからの回り込みも減るのでぐっとSN比が上がる感じ。ただますます低音が出て、高域は突然シンバルが空間で鳴る感じに化ける。一件高域は落ちた様に聞えるのは多分外界音の遮断効果が上がる為?か。 ガールフレンドが編んでくれそうなあなたはできれば追試してください。 |
![]() | またまた飛行機には乗れないシリーズ、ぢゃなかったこんどぉ@大阪ユニウェーブ会長の「おでかけ電源3号」。これでタイマーが付いていれば完璧に時限爆弾と間違うもの。コンデンサに銅板を巻いてダイナマイトのように見える。 電源を工具箱に組み込んでいる。蓋を閉めると次の写真。4個のトランスで左右独立電源でしかもチョーク入力と言うトンデモもの。 本体はと見れば左下のタバコの箱の下にあるくらいの大きさでCLC453のICx1/ch仕様です。電源が14kgで本体は300g以下とのこと。 |
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電源を工具箱に組み込んだのが左写真の左下の部分で本体は青い箱の半分が見えている。これがこんどぉさんのイヤホンアンプご本尊。たいへんコンパクト、工具箱がぁ〜! ポータブルCDPより大きい電源ではポータブルの意味はないが、「えーっ、測定器だと取ってがついていて手で車まで運べればAgilentの測定器でもテクトロでもポータブルって言うんだぜ」と主張するのは直熱レア真空管で製作したDr.N |
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正面中央がSaikiさんのV-FET/MOS-FET単段アンプ、噂によるとそのままで8Ω負荷で20W出る電源と構造らしい。音は「真空管アンプの音を半導体で狙った」とのこと、わざわざ真空管の出力トランスに似せた電源用コンデンサ収納ケースがおかしい。音質では一、二に仕上がるだろう。その右には「手段の=直熱三極管のレアものを使う=ためには目的=イヤホンアンプ・コンテストだっちゅうの?!=を選ばないDr.N」のオール・ナス管アンプ」 |
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その手段となったアンプが手前左、Dr.Nのものはなんと出力段はトリタンで輝く112だそうです。もっとも超レアものは何とか言うボックス・プレート/4本ステム?の整流管だそうです。280?だった?さらに電源はフィラメント点火の為の小型ケミコンがある以外は全てフィルムコンと言う超贅沢アンプ、全てキャパシタは輸入で揃えたとのこと。 その奥がSaikiさんのもの、右が水色のシースルー・ケースに入った「うみほたる」石松さんのもの。これはブルーのダイオードがゆっくりとした周期で点滅する癒し系アンプ。その水色のケースの下はこれまた電源です。その向こうに唯一まともな設計のそうしん宴会部長の『Rough&Ready』の黒い小さい箱、さらにその向こうにはおでかけ君。 |
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今度は別の角度から煙草の箱と「うみほたる」の箱を比べてみれば本体は小さい。実は「うみほたる」は電池駆動も可能。優れた分解能は評判でした。 黄色いカッタ・ナイフの先に黒い箱が見えます。これがそうしんさんのRough&Readyです。これが一番オーソドックス。そういえばAUDAXのコンテストの時も一番そうしんさんがAU-Tho-DAXとしてまともなもので一番作り易かったと記憶しています。まずまず常識人ですね。ご本人の言によれば『機種名 :Rough & Ready(粗製濫造?) 使用IC:NMJ2073 要するに秋月キットです。完全手抜き。』とご謙遜です。 その向こうの少し紫かがった青っぽい箱がこんどぉさんの本体、その下の工具箱が例の電源。 |
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測最年少UTiCdさんの0dBアンプのイヤホンアンプ、スピーカ(FE83/Scanの13cm)で音作りしたら今回は少し低域が多めに?このアンプもAC電源のみ。その下の左がTEAC P700を外部からクロックを光で貰い、デジタルSPDIFのクロックにする改造をしている。下の右はクロック発生器です。 |
Written by/ Copyright AEDIO Japan 2000,Sep.24