測定データのページ

LAud を導入して以来、スピーカの計測をしてきました。LAudの説明はこちらのページを見てください。 これらのシステムは実測したもので単体のユニット、部屋の状況(ノイズレベル)などで多少異なりますが、おおよその挙動を知る意味では良いと思います。

  1. FE88ESの小型バスレフ・システム インパルス・レスポンス , 音圧・群遅延周波数特性 , CSD(通称WaterFall)プロット
  2. 市販数百万円クラスのスピーカの測定 38cm3way/5ユニットシステムの超大型システムです。かなり大型のシステムで人の背丈くらいあります。良く調整された3wayの大型システムではこうなると言う典型的なシステムです。20KHzに向かってメタルドームの特徴的なピークが少しこの周波数特性からも見て取れます。全体にみて室内でのデータも±3dBのレンジが100以下から15KHz以上まで保たれている優秀なシステムです。インパルス・レスポンス , 音圧・群遅延周波数特性 , CSD(通称WaterFall)プロット , 部屋込みの音圧周波数特性
  3. FE103MSの小型バスレフ・システム 全体に500Hzから3dBくらい、1.5KHzくらいからさらに+3dBくらいあがって5KHzまでが高原状態です。少しユニットの癖もCSD(WaterFall)特性で見ると4.5,7.5,14KHzくらいに明らかな共振峰があります。これが良くも悪くもユニットの個性を形作っているようです。これもFE88ESと同様に何らかのイコライジングとピーク処理をしないとスコーカとして使うのも少し辛いです。レンジとしては500〜3KHzのミッドというところ? 息抜き穴を開けたインピーダンス周波数特性 インパルス・レスポンス , 音圧・群遅延周波数特性 , CSD(通称WaterFall)プロット
  4. Scan-Speak 15W8530K00 、 Dynaudio T330DをGBL-01の箱に入れたシステム(GBL-01UT)のシステム 小型のシステムとしてはかなり2wayで優秀な特性のシステムです。箱のエッジか、GBL-01のツィータ部分のあごにあたるウーファのオフセットへ移行する斜面のせいではないかと思われます。
    ためしにこの斜面の部分にフェルトを張りますとまた変わります。GBL-01の箱のせいか、少し10KHzを超えるあたりに何やらあばれが見えます。 6dB/octですが、少し1.5KHzで周波数特性がたるむのはそのせいです。 5KHzあたりのピークとも見えるのは15W8530K00は少しこのあたりに共振がありインピーダンス補正しても6dB/octで素子を最小限とするとこの程度は仕方がないとも言えます。インピーダンス周波数特性(縦軸校正せず)音圧・群遅延周波数特性 、 インパルス・レスポンス CSD(通称WaterFall)プロット
  5. Scan-Speak 18W8545 x 2 + D2905-9700-00(定番組み合わせ)のMTM(Mid-bass+Tweeter+Mid-Bass)構成のシステム(ネットワークはMadisound製のものでテスト) インピーダンス周波数特性(縦軸校正済み) 音圧・群遅延周波数特性 、 インパルス・レスポンス CSD(通称WaterFall)プロット さすがに定番ですがUSでの好みを反映して低域では上がり、1Kから6KHzくらいは中だるみです。上のFE103Mの傾向と比べると対照的です。多分日本では少し鈍い音と言われるのはこのせいではないかと思われます。超高域に向かっては大変素直であまり共振もないようですが、声の帯域で少し3KHzくらいにウーファの共振峰と思われるものが少し残っています。このあたりはネットワークでずいぶん変わります。日本人の多くの方の好みは3の特性を少し取り入れたもので2KHzくらいからフラットかむしろ+1〜2dBくらい上げたものが好きなようです。

    今後の予定
  6. ユニット単体のDynaudio M560D ミッドドームの特性
  7. PHL1240とD2905-9500-00の2wayシステム
  8. PHL1240とRaven R2の2wayシステム
  9. GBL-01STDの特性
  10. GBL-01HEの特性
  11. 防磁長男の特性
  12. Raven R3のシステム
  13. 市販の銘器の例 Celestion SL600si

皆様も測ってもらいたいシステムの希望や自分のシステムの測定データの例などがありましたらメールでいただくかどうぞユニウェーブ掲示板などに書きこんでください。ある方から用語とデータ(群遅延周波数特性の目盛りが粗い)についてのご指摘をいただきましたので測り次第Updateしていくつもりです。

Updated April 7, 2001 By Y.Iida

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